Happy Mommy Diary

人と比べず自分らしく輝く方法を見つけよう

遠藤周作文学館と沈黙の碑


長崎東出津にある遠藤周作記念館です。別の日に見たフランス人神父がもたらしたド・ロ壁に似ています。長崎の人にとってはキリシタン文化の一つなんでしょうか。

こういう寂しげな海に面して人気のない場所に建っているので、交通の便は不便でした。私たちは外海のキリシタン跡地を個人のタクシーツアー(光富タクシーさん)で回りました。光富さんには、後日に風頭公園、亀山社中、シーボルト記念館に連れて行ってもらいました。

バスチャン屋敷跡といい、遠藤周作文学館といい、通常はあまり回らないルートということで、ハードなキリシタンファンだと思われてしまいました。余談ですが、個人でハイヤーするときは事前にネット予約して、直前に確認メール、当日は新券を封筒に入れて1日の初めにお渡しします。これだけでも現地でのサービスが違うような気がします。

遠藤先生の机。パソコンのない時代に手書きの原稿がたくさん残っていてすごい。

文学館は聖堂のような雰囲気で、人気が少なく聖歌が流れていました。

地元で物議を醸し出した「沈黙の碑」。「人間がこんなに悲しいのに 主よ 海があまりに碧いのです」という作中の有名なフレーズが刻まれています。棄教者の言い分を取り上げて石碑まで作るのは許せないという人や作家自身が棄教したことをごまかしているという厳しい意見もあり、キリスト教に対する許しがたい冒涜だと位置付ける人もいます。

ただの文学論であれば、三島由紀夫好きか太宰治好きかで済みますが、こと宗教が絡むと批判も辛辣ですね。人間がいかに矛盾に満ちた存在で、文学者としてその深淵に想いをめぐらして書かれた様々な遠藤文学から考えさせられることはあまりに多く、白黒つけたがる原理主義者の頭の中はさぞかし単純にできているのだな、と思ってしまいます。

遠藤先生曰く、「文学者の言うことをあまり真面目に受け取らんでください」ということで。

 


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