Happy Mommy Diary

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長崎五島列島の旅 世界遺産


昨年の国内旅行記シリーズです。旅の始まりは長崎の五島列島のキリシタンクルーズでした。

キリシタンクルーズは、16世紀のキリスト教禁教下で長崎の信者たちが守り抜いた信仰の足跡である教会群を訪れるツアーです。

下五島と呼ばれる南側と上五島と呼ばれる北側の二ルートがあり、今回は福江港初の下五島のツアーに参加しました。宿泊は長崎市内にしたので、午前7時に長崎港から福江港に向けて出発(9時の便だと時間がギリギリ)、キリシタンクルーズはお昼過ぎのスタートでした。

ユネスコの世界遺産に推薦されているタイミングで行きましたが、ボランティアのおじちゃんが先祖から聞いた話を伝える語り部風に現地を案内してくださいました。世界中から観光客がきて、このインフラで耐えられるのかと思ってしまった。

島と島は距離が近く、ものの数分でついてしまいます。船酔いする間もない距離感。こんな小さな船で移動。

久賀島にある有名な旧五輪教会。キリスト教禁制下で、12畳の部屋に二百人が投獄されるという拷問があり(8ヶ月にも及び、子どもなど40名が死亡)、そこから生き延びた人たちが建てたそうです。

コウモリのような天井の建築か特徴的です。島にはお金がなかったそうで、ステンドグラスも柱の木目も信者さんたちの手作り。こんな離島で黙々と教会建築に携わる人生とはどんななのだろう。。と想像だにできないことを考えてしまう。

この色どり。可愛さではダントツナンバーワンの江上教会。南仏のペンションみたいですが、しっかりと「天主堂」の文字が書かれています。

よく目を凝らすと崖の中にマリア像が立っています。迫害を逃れてきた一家がこの島にたどり着いて隠れていたところ、焚き火の煙が登ったのを見られて役人に捕まり、捕らえられたそうです。こんなところまで逃げてきたんだから勘弁してあげれば良いのに!

後日、長崎市内で訪れた二十六聖人記念館で、旧五輪教会を建てた人たちが折り重なるようにして幽閉されていた牢獄にあったといわれる「柱」が展示してありました。これ、木製なのですが、爪痕が生々しく息を呑みました。こんな経験をした人たちがあの離島の教会の内装を作り出したとは。

旅は自分の小さな世界観をぶっ壊すには最適です。

いろんな人生があるのだなと、しみじみ考えさせられたキリシタンクルーズでした。ちょうどユネスコの世界遺産に推薦を受けたというニュースが流れたタイミングでしたが(その後、「長崎と天草の潜伏キリシタン関連遺産」として世界遺産に認定)ボランティアガイドによる庶民的なツアーでした。地元の人からすると、五島は漁業で十分な生業があり、世界中からドカドカと人に来て欲しくないという空気を感じました。


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