Happy Mommy Diary

人と比べず自分らしく輝く方法を見つけよう

ファミリーホーム全国大会(宮城 2018)


昨年度中は沢山旅にでたので、今頃その時の様子をブログに書いています。去年の子どもたちの夏休みには宮城県松山市で開かれた「ファミリーホーム全国研究大会」に参加してきました。

いわゆるフォスターケアサービスを行うグループホームとその子どもたちのために年に一度関係者が集まる会なのですが、社会的養育向上に取り組む研究者の基調講演、厚生労働省の「新ビジョン」の更新情報のプレゼン、イギリス発の「フォスタリングチェンジプログラム」の分科会に出たかったので、全くの外部関係者ながら、突発的に参加させていただきました。

仙台からローカル線を乗り継いで松山に到着。このホテル、ほぼ貸し切り?と思うほどの人だかり(後から聞くと大人子ども合わせて参加者300人)でした。快晴の松山湾はうっとりするような美しさでした。時間があったら遊覧船に乗ってみたかった。

早速チェックインして会場へ。

ど素人の私には、学ぶべきことが大変多く、いやほんと来てみて良かったと心から思いました。

ビジネスの世界でガツガツ生きてきた自分のような人間がいつのまにか親になり、次世代のことを考える年齢になったのだなと、少し遅すぎる気づきでした。

自分の子どもを育てるだけでヒーヒー言っている私からすれば、よその子の人生を預かり、しかもファミリーホームとして事業者登録してて5人もの子を預かっている方々は、既に聖人級です。

ただの善意で人様の子を預かるのは良いことばかりではないので、科学的根拠に裏付けられたプログラムを大人が何週間もかけて学び、声がけや子どもにとってプラスとなる動をとりながら日々の子育てをするという試みがあります。

世間一般の親が脱帽するような努力をして、フォスターケアが進められているわけで、私などはただ子どもを産んだということで親業をさせてもらっているような気分になりました。

さて、大人たちが勉強している間、子どもたちは野外活動へ。多くのボランティアの方々が集まっていて、子どもたちをマイクロバスで近隣の縄文時代の博物館に連れて行ってくださいました。帰りには、それぞれ紙やすりで削った勾玉を首からぶら下げていました。

正直いうと、参加するまではフォスターケアに置かれたお子さんたちの中には、情緒が安定しない子や乱暴な子がいるのではないかと、勝手な心配をしていましたが、皆一様に大人しく、騒ぐことなど全くない良い子達でした。子どもがワーワー騒いで、親が鬼婆のように叱り飛ばしている家庭は我が家くらいのものでした。後から考えると、羽目を外して怒られるくらいに甘えられるのは、幸せな環境にいる証拠なのかもしれません。

二日間の松山での全国大会に出た後は、仙台市内に移動しました。駅前の商店街には伊達政宗風のドンキホーテのペンギンが置かれていました。

そこからほど近い牛タン屋さんでしばし本場の牛タンを味わいました。いつもは当たり前の旅グルメも、今回ばかりは自分たちだけ親子でこんな風に楽しめることに少し心が痛いです。

でも、子どもたちにとっても、この度旅は得るものが多かったようです。親が自分の子どもを育てられないことがあることや、そんな子どもたちを引き受けてくれる優しい大人たちがいることを初めて目の当たりにして、いろいろ質問されました。

夕食の時に同席になった子どもたちと仲良くなり、「また遊ぼうね」と約束していた子どもたち。岡山のホームの方達なので、2019年大会(岡山開催)に参加すれば再会できるかもしれません。

そういえば、こんな世界にはこれまで足を踏み入れたことがなかったな、とご当地グルメの笹かまぼこを頬張りながらふと思いました。

家族で旅行に来て美味しいものを食べる、ということも、昨日会った子どもたちにとっては当たり前のことではないのです。今回の大会で、話しかけても大人を信頼してまともに会話ができないほど心にトラウマを持った幼児がいました。まだ5歳ほどのとても可愛らしい男の子で、一体どんな人生を背負っているのだろうと暗い気持ちになりました。

幼児期なんて自分の家の中が全世界のようなものなのに、その世界が壊され、自分を守るはずの存在から突き放されるほど悲しいことはありません。代父母だよ、と言われても、子どもにとってはどこぞの知らないおじさんとおばさんの家に引き取られるなんて、子ども心にどんなにかストレスを引き起こすことかと思います。

人生の最初にそんな過酷な現実を生きる子どもたちに自分が何をしてあげられるのか、まだ具体策は思いつきません。ただ、社会問題は根が深く、子どもの貧困や虐待の裏には親の就労問題や社会格差があります。自分の得意分野はフォスターケアそのものではなく、民間企業をこうした社会問題に振り向かせることだろう、と漠然と思いつきました。

そんなわけで、大変実りの多い宮城への旅でした。

せっかく仙台に来たからには、復興の跡を見てみよう、ということで次回は語り部タクシーでみた仙台の様子を書きます。


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