ただいま起業立ち上げのため、開発チームと話したり、デザイナーとブランディング会議をして毎日が猛スピードで過ぎ去っていきます。これからは起業にまつわることも書いていきたいと思います。

まだ、準備中ということもあって、事業として独り立ちできるのはまだ半年先になります。そこで、フルタイムの仕事を継続する傍ら、この先の安定のためにキャリアコンサルティングなどもボチボチ始めたり、多角的にやることがでてきています(ここ数ヶ月MBA系の投稿が続いたのはこのためです。)

そんなわけで激しいスケジュールがさらにスピードアップしていますが、オックスフォードの古田舎の空気とヨーロッパという位置関係がなんだかそれを可能にしていることに気がつかされます。

特に今、事業体のストラクチャリングといって、本社をどこに置いて、どの国にサーバーを置いたり外注をしようかと検討しているのですが、本社の設定で、日本かイギリスかで結構迷っています。様々な要件がある中で、今日は時差の問題について書いてみたいと思います。

ご存知の通りイギリスには世界天文台があり、ここが世界標準時間の拠点となっています。すなわちグリニッジにに本初子午線がひかれて地球を東西に真っ二つにする線(経度)が引かれ、その結果イギリスは経緯0度、日本は経緯135度となっています。

さらに真っ二つにされた先の太平洋の真ん中に日付変更線がひかれることになり、シドニーや日本と言った場所一日が始まり、ハワイで一日が終わる、と言う図になっています。どこで一日が始まっても同じじゃない?というのは完全にドメスティックな環境で自給自足している人だけで、世界がどんどんグローバル化して、コロナ禍で世界の距離がグッと縮まった今、物理的な時差の問題だけが凝縮されている状態です。

筆者はもう何十年もグローバル組織でオンライン会議に振り回されてきましたが、日本から対応しようとすると必ず夜遅くに早朝のニューヨーク、真昼のヨーロッパに付き合わされることになります。これを逆に設定することは可能なのですが、そうすると西海岸が午前3時とかありえない時間になってしまうため、少なくともまだ起きている時間のアジア圏が深夜の電話会議に合わせる羽目になるのです。

時差の問題は生活のクオリティに直結します。深夜の会議に出るから昼から出社して良いことにはならないので、結果として長時間労働が引き起こされます。過去10年間の子育て中、なんといっても夕方から深夜にかけて仕事の電話対応が多くて、仕事と休みの頭の切り替えがなかなかできず、この点はずっと大変でした。

イギリスで働いていると、こちらの正午は香港の午後8時、少なくとも午後2時、3時を回る頃にはアジアとのやりとりは途絶えます。ですので、私の一日は超早朝に始まり、午後に子どもたちが学校から帰ってくる頃には完全にプライベートモードに切り替えることができるようになりました

もちろん、アメリカとの仕事が増えると逆の現象が起きてしまうわけですが、その場合は担当者ごとに遅めのシフトを組むことが可能です(なぜ日本で初めてこれが難しかったのだろう…文化的要因か?)

とにかく自国を挟んで東西の経済圏と無理ない時間帯に通商できてしまう仕組みを先に押さえたイギリス人の先見の明がすごい。これを世界で一番最初に押さえに行ったのイギリス人は偉い!末代までの功績だと思います。

グローバルビジネスをやる場所を選ぶと言う観点から、時差の問題だけをみてもイギリス(ヨーロッパ)の地の利は相当優位です。

Brexitや高いインフレ率(ただいま9%!) による人件費などの高騰マイナスの要因もあり、この辺りはかなりブルーが入ります。良いところだらけの選択肢はないと思うので、最後は決めるしかありませんが、海外から発信するビジネス系ワーキングマザーブロガーとして(子育て要因はも環境の決定要因の一つになります)、皆様のご参考になるようなことをお伝えできたらと思います。