オックスフォードには40からなるカレッジがありますが、そのどれもが個性的で歴史を感じさせます。もしこの町にいらっしゃることがあれば、カレッジのイベントが意外と一般に開かれていることを知っておくと、楽しみが増えるかと思います。多くのカレッジでランチタイムのイベントをやっていて、予約などなしにウォークインでき、その情報は街の至る所で見つけることができます(電信柱や掲示板に貼ってあります)。

そしてもしオックスフォード大学出身者と繋がりがあれば、その方の出身カレッジで催される卒業生とのつながるための各種イベントに連れて行ってくれるかもしれません。この手のイベントはクローズドで、招待客になる必要があります。なので、せっせと沢山のカレッジにネットワークの網を張り、各学校で主催されるフォーマルディナーを楽しむ学生たちもいます。

さて、この日のイベントは夜の催し物で、街のど真ん中にある小降りのカレッジ、Oriel Collegeでのシャンパンコンサートでした。

カレッジの入口には守衛室がついたエントランスホールがあり、ここから入ります。ちなみにどのカレッジも部外者には入りずらい雰囲気ですが、夕方5時くらいまでに声をかけると見学させくれるところが多いです。観光名所化している大学(ハリーポッターで有名なクライストチャーチとか)は、チケットを購入して入るシステムが既に出来上がっています。この日はコンサートへの招待だったので、すぐに入れました。

このキャンパスは通常は学部生が住んでいるのですが、この日のダイニングルームはシニアな卒業生で埋まっていました。開始時間は19時でしたが、ヨーロッパの春は外はまだ明るい時間帯です。

カレッジには大抵教会が併設されていて、その佇まいにもそれぞれに個性があります。Oriel のチャーチは小ぶりで声がよく反響しそうでした。主催者に話を伺うとパンデミックの間、活動拠点を失った合唱団の活動を支える意味もあり、こうした夜会のイベントに繋がったそうです。

この回を主催されたのは、年配の卒業生の方だったのですが、とてもチャーミングなおじさまで音楽が大好きで、いくつかのチャリティーのトラスティーをされているようです。現役を引退後、自分の楽しみも兼ねて、母校のために卒業生と繋がるイベントを開催されるというのはなかなか素敵なことだと思いました。

インターバルの間にシャンパンが振る舞われました。この部屋はファカルティールームと言って、いつもは教授たち専用の会議室だそうです。

「さぁ、話は尽きないけれど、コンサートに戻らないと」とシャンパンを一気飲み飲みして、ウインクしながらお茶目な主催者。こんな可愛げのあるおじさまが日本にも増えてくれたらな、と思わずにはいられませんでした。

コンサートの後半が終わるとすっかり日が暮れて、夜空には綺麗なお月さまが出ていました。

とても素敵なおもてなしを受けて、この上ない癒しの時間を頂きました。また、自分の中の発想力にもよい刺激を沢山受けることができて、また頑張ろうと思えた日でもありました。いずれ自分なりに消化ができたら書いていこうと思いますが、今、取り組んでいる起業への取り組みが時々行き詰まったりします。モヤモヤしていることも、こうしてリフレッシュするのまた新たな気持ちで頑張ろうと思えるから不思議ですね。机の前で悶々してもダメな時は、全然違うことをしてみるのがよいのかも、と思えた日でした。

今日一日に感謝を込めて。Happy Mommy Diary