サイトアイコン Happy Mommy Diary

MBA留学:母親の自己実現を邪魔するガラスの壁

The Economist’s Glass Ceiling Index

先日投稿した内容ですが、大事な点だと思うので別記事にします。Youtubeでいうところの「切り抜き」になります。

同調圧力という見えない壁

自分が困ったとき、家族、親戚、知人友人、そして第三者的なサービスという道を模索するのは自然なことかと思います。あらゆる方面で何かいい案が浮かばないかしらと、人の意見を聞いてみることはとても重要なことだと思うのですが、結果的には厳しいものがありました。

まず、オックスフォード大学から合格通知をもらったことを伝えた時、素直に喜んでくれるものと思っていた身近な人たちから予想外の反応がありました。「随分と偉い人になったのね」、「お子さんたちのことが少し心配」。。決まって昭和の年配者からこういう反応だったことに随分驚きました。果たして自分が家族を持つ男性だったとして、こんな反応をされたかどうか、怪しいものです。

男性は家計を経済的にサポートしているというステレオタイプですね。家のことは何もしなくても仕事さえしていれば立派とみなされる男性に対して、親鳥が雛鳥を抱き抱えるようにしながら必死に働き、家のことも仕事のことも一手に背負って命を削って生きるワンオペ状態のワーキングマザーに世の中の風あたりはこんなに厳しいなんて、ほんとちゃぶ台を何台ひっくり返せばいいのかわかりません。

この国では母親が働くだけでも育児放棄だと非難され、ましてや小さな子どもがいるのに海外留学して自己実現るなんて理解の範囲を肥えているのでしょうか。自分たちの世代はひたすら自分を無にしていきてきたのに、その犠牲はなんだったのかという思いが垣間見得た気がして、超えがたいものを案じました。

日本には母親が羽ばたくためのエコシステムがない

このことは実に奥の深い生活環境(エコシステム)に繋がっているような気がします。オックスフォードにきてしばらくして、私が毎回子連れでやってくることを知った教授が「すごい、スーパーママだね。頑張って!」と励ましてくれました。こんな何気ない距離感がとても心地よいんですよね。気持ちよく仕事ができて、さらに国際標準である英語で多様な仲間とチームアップできる場所があれば、自分は日本にいる必要はないんじゃないかと思ってしまいます。

猛勉強して東京の有名大学に進学を果たした元ヤンキーがいたとして、地元のヤンキー仲間がその足を引っ張ろうとするのに似てませんか?いや、母親の責任罪悪感という正義を振りかざす点で、ヤンキーよりも悪質のような。

もちろんこんなことには屈しませんが、当時はさすがに凹みました。

そして、これはMBAの勉強が続く18ヶ月続く孤独な戦いの幕開けとなってしまいました。職場での女性の昇進を阻むグラスシーリング(ガラスの天井)とよく言われますが、日本ではここにグラスウォール(ガラスの壁)もあるのですよね。ワーキングマザーが増えてきたことには一定の理解が得られるようになったものの、経済的な理由で働くのは許されても、母親が自己実現のために邁進することはまだ理解が得られないようです。

添付の指標は英エコノミスト誌のガラスの天井指数で、日本は不動のブービー賞を取り続けているようです。「ガラスの壁指数」もやって欲しいな。高すぎる保育料、ベビーシッター税制なし、核家族化、夫婦の育児参加率の不均衡、ジェンダーに対する社会的バイアス。。ワーキングマザーやシングルペアレントの家庭がどれほどの孤独感を抱えて生きているか、そしてどれほどの皺寄せが子どもたちにきているのか。。親がハッピーであることは次世代の健全な育成にとても大事なのに。

「すごい、スーパーママ(パパ)だね。頑張って!」この一言を私から読者の皆様に送ります。

ポジティブパワーが伝達しますように⭐︎

モバイルバージョンを終了