保育園に落ちた。。5年前

IMG_7336

スクールイヤーの変わり目てある4月を目の前にして、新生活の準備に追われる季節です。保育園の待機児童問題が大きく取りざたされていますが、保育園は入園できるかできないかで親にとって大きな影響があるので問題は深刻です。

少し前に「保育園落ちた、日本死ね」のブログ記事が話題になりました。その後、この記事を契機に待機児童問題が国会で取り上げられ、さらに「落ちたの私です」とプラカードを持った人たちが国会前でデモを繰り広げたと聞き、そういえば我が家も認可保育園にはご縁を頂けなかったな…と5年前の春のことを思い出しました。

上のブログが出て以降、ここ数年うだうだしていた待機児童問題に一気にスポットライトがあたり、保育士の給与を上げようなど具体的な施策が出されつつあるので、結果的にはすごい貢献度だと素直に驚いています。

ただし、我が家の保育園の保活が上手くいかなかった5年前に戻ったとして、果たしてこの方に同調できたか…といえば、復職のために認可外保育所を探すことに奔走して、文句を言っている暇はなかったような気がします。

というか、公的な補助を求めたり、認可園の抽選に落ちてふてくされるのは誰にでもできることなので、あまり興味が無いとも言えます。

そもそも行政の補助をあてこんで子どもを産み、バックアッププランもないままに目論見が外れたからといって環境を逆恨みするというのは、随分と計画不足だなと思うばかりで、逆にこの人は本当に死に物狂いで頑張ってきたのかしら?と思ってしまいます。

知り合いの女性弁護士さんは出産前に転職し、会社は職場復帰は何年でも待つ準備があります。友達の女医さんも同じで、子どもがいようがいまいが好きなときに転職できる経済的自由人です。あるいは高卒で美術系の仕事についている知人は昼夜を問わない働き方をしていますが、外国人シッターさんを雇って仕事をこなしつつ子育てもしています。このように引く手数多の人材は好待遇で受け入れられるはずなので、「わたし活躍できねーじゃねーか」は、これまでの自身の努力不足を棚に上げて責任転換しているだけのようで虚しく響きます。

「保育園作れないなら児童手当20万円にしろよ」というくだりは、まさに民間の保育園で乳幼児をフルタイム預かってもらう時にかかる保育料のレベルかと思います。認可保育園に落ちた時にはこのくらいの保育料を支払ってでも復帰するか、復職の時期を後にずらして認可園の許可を待つか、それが許されない場合はこのブログ記事著者のように退職を余儀なくされることになります。

その選択は実に過酷です。

でも足りないことを人のせいにして気を晴らすのか、自分で何とかしようとするのかは自分で選ぶことができることで、この方が陥った状況も、自分で何とかできる(あるいはできたはずの)点がいくつもあるように思います。実際には、無事に認可、認証、無認可保育園に枠を抑えることのできた人は、現実的な準備を踏まえていることが多いのです。

まず、4月の保育園入園に落ちたからといって直ぐにクビになるというのは今時ひどい職場だなと思いますが、そんな会社を選んだのは他でもない本人。保育園に入園できるまで待ってもらえないのは、自分の働き方や職場での本人の重要性のせいであって、行政の責任ではありません。

そして、子どもを持つ上でお金の準備をしてきたかという点も重要です。民間保育が高額だからといっても、乳幼児の保育料は未来永劫かかるものではありません。ラッキーなら半年ほどで認可園の空きがでて、ダメなら一年待てば高確率で入園できます。備えがあればその費用を捻出することはできるはずです。

現実的に考えて…できる限りの段取りや工夫をして、子どもを育てる準備をするしかありません。保育園が足りていないという事実もいざとなっては受け入れるしかありません。

もちろんこれからの日本にとって女性が働きながら子育てができる環境を作っていくことは急務です。でも、それには保育園を増やすということも重要ですが、民間で広まっているシッターサービスや病児育児の輪を広げる方法もあり、働き方改革や多様性を認めるための動きも重要です。やるべきことはたくさんあり、当事者一人一人がもら自分のコミュニティにどんな貢献をできるかを必死で考えていかないといけません。

病児ケアを可能にしたフローレンスや幅広いシッターサービス(病児保育を含み、スマホで緊急の検索や依頼が可能)のプラットフォームを安価で提供するキッズライン、こんな社会貢献をしてきた偉大な先駆者たちに一歩でも二歩でも近づくためにはどうすれば良いのでしょう。民間の会社は女性の働き方だけでなく、男性の休職制度なども充実させていかないといけませんね。

ちなみに我が家は、当時住んでいた渋谷区の認可保育園の抽選には落ちたものの、失意の中で子どもの予防接種に言ったところ隣に座っていた女性から千代田区(待機児童ゼロ)の認証保育所で知り合いが辞めたばかりだから入れるかもと教えてくださり、その日のうちに見学を申し込み、翌週には入園を申請したという経緯があります。

この御縁をいただく直前まで、個人でベビーシッターを雇うために、面接の準備をしていました。シッタ-だけに頼ると虐待などの危険も考えらられたため、認可外のプレスクールも併用して、個人シッタ-にストレスがかかり過ぎない配分で個人でなんとかやりくりしようと頭をひねっていたので、保育園が見つかった時は本当にありがたく思いました。

さらに認証保育所では数カ月ごとにどこかの家庭が認可保育園に転園していくという感じでしたが、私は乳幼児の保育先をコロコロと変えるのに抵抗があったので、我が家は上の子が幼稚園に入園するまで同じ保育所にお世話になったのでした。驚いたことに、上のキッズラインというシッターネットワークサービス(保育士資格者、バイリンガルシッタ-が多数登録)で元園長先生を見つけたので、早速連絡を入れ、近々来ていただくことになりました。

認可保育園に落ちたからといって人生終わりではありません。

困っている人と手を差し伸べてくれる人を結ぶ人やネットワークは5年前には考えられなかったくらい発達してきいます。また、職場でのワーママ受け入れの空気感も大きく改善されてきたように感じます。どうにか粘っている間に道が開けることもあるので、どうか負けないで、仕事を手放さないでいて欲しいと思います。

 

広告

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中