年中三学期の参観日。
20名強のクラスに分かれて「三匹の子ブタ」の即興劇がありました。
教室に置かれたブロック、積み木、フラフープなど何でも使って良いので、それぞれの役に応じた家づくりをして、オオカミ役の子供が子ブタを襲いにやってきて、それを撃退するという一連のお話を子供たちが演じてくれました。
年少の頃から見てきた子供たちが、個性豊かに成長しているのを見るのはとても楽しくて、5歳にもなるとずい分と大人の原型ができるのだなぁ…と思いました。それぞれの子どもに良いところがあり、伸ばしていってほしいなと思います。
娘のいたグループは三番目のブタさん役だったのでレンガのお家を作りました。オオカミが煙突から入って撃退できるように室内滑り台を移動させたり、煙突に見立てた積み木の下にフラフープでグツグツ煮たてたお鍋を再現しました。
誰もやりたがらなかったのが一番お兄さんのブタ、一人だけ手が上がったのが二番目のお兄さんブタ、数名の子がオオカミ役を引き受けていました。この辺りにも子どものセンスが分かれます。
オオカミ役の子どもたちには4月生まれが多かったので、やり手が少ないので気を利かせて引き受けてくれたのかもしれません。
ちょっと誇らしかったのは、子どもたちが作ったオリジナルカルタで、娘がただ一人「どうしてゆきはふゆにふるの?」と疑問文の読み札を書いたこと。
圧倒的多数が希望や夢(かまくらを作りたいな。みかんはおいしいな。ふゆはさむいな、というような感想)を書いているのに対して、ユニークなことを書けたのは人の真似をしなかったからだと思いました。
即興劇の後のお絵かきでも娘は完全にマイペースでした。コマの模様を描いて皆で遊んだのですか、一人だけ納得のいくまで描き出さず、先生たちが立ち替わり入れ替わり、「まだ?どうしたの?」と聞きに来てくださいました。
指定の時間内に物事を仕上げるというルール下ではダメなことなのですが、自分の作品に納得感を求めるというユニークさは二重丸かな、と親バカですが、これも一つの良さのように思います。