Medical clerk and doctors’ admin / 医療事務を勉強中です

  
夫がこの夏に開業し、当初の不安も吹き飛ばすかのように初月から患者さんの足が途絶えることなく、お陰様で心おだやかに年末年始の準備ができています。ありがたいことです。

私の方は、実は開院には何も貢献もしていなくて、開業時の内覧会にもほんの少し顔を出しただけで、その日の午後には会社の会議に出向いたり、子供たちの世話を一気に引き受けたりして、別のことで多忙な日々を送っています。

そんな共稼ぎ生活ではまとまった時間を取るのは難しいですが、意外とスキマ時間はあったりするものです。ふと、夫が開業すると妻は一緒にサポートするらしいが、果たして我が家でも検討に値することなのだろうか?と疑問が頭をもたげました。

周りを見渡すと、医師の家では、妻も医師の場合は、一緒に勤務医、あるいは一緒に開業、妻が医師でない場合は、事務的なサポートをしているケースが多いようです。我が家のように、妻は別資格(会計士)という場合、このまま馬車馬のように別々の道をひたすら走り続けるのか、あるいは共同で何か発展的なことができるのか…。

例えば手っ取り早く、クリニックの会計を引き受けるとか、医療事務を学んで、窓口業務や保険診療の請求業務を手伝うという方法があります。でも、調べてみるとそれぞれの専門家に委託した方が効率も良ければ、報酬ベースも安く抑えられます。そして、一旦、自力での事業モデルが確立できれば、クリニックの拡大や分院の設立などにもノウハウを活かすことができそうです。

もちろん人を雇ったり、外部専門家に委託することは支払いが増えるので手持ちのキャッシュが一時的に減ってしまうことを意味しますが、できるだけ短期間に効率よく集患し、継続的に診療報酬が入ってくるようキャッシュサイクルを回すことができれば、素人が下手に介入しなくて済むならその方が良いと思われます。

しかも他の職員さん、技師や看護師の方にとっても、ど素人の身内がうろうろすると困るんじゃないか…そんな気がして、あまり乗り気にはなれません。

これまで会計、税務、経営に携わってきた身としては、自分が手伝うことで何かプラスになるとしたら、クリニックの規模を大きくすること、すなわち集患のための企画・実行、バイリンガルならではの外国人患者さんの受け入れ、そして事業規模が大きくなってきたらクリニックの経営方針に合わせて事務方を動かしていくための内部コミュニケーション、規定作りや業務フロー作り、研修、会計税務や銀行との交渉など。

つまり、設立初年度にはあまり必要ないサービスになってしまいます。

でも、医療の世界は厳しい規制下に置かれる業界なので、相当下調べしないとこれまでの実務経験を活かすことはできません。

こんな機会に、しかも子供たちの手が少しかからなくなってきた今の間に勉強すれば、医療経営の分野に仕事の幅を広げるチャンスかもしれないと思うようになり、今年の8月からぼちぼちペースで合計52時間の医療事務講座を受けました。10月には何とか終了試験を終えて、そのあと医事コンピュータと言って電子カルテを操作するためのクラッシュコースが25時間、これも今月で何とか終了試験にまでこぎつけました。

上の講座を受けるに当たって心に誓ったのは、「授業には全部出て集中して聴講するが、自宅では一切勉強しない」ということでした。最初は通信教育を考えていたのですか、まずサンプル教材を見てその気が萎えてしまいました。読み方さえ分からない漢字の数々、見たこともない専門用語の羅列…これは途中で挫折してしまってもおかしくないと思い、授業を選択しましたが、結果的にはポイントを抑えることができてとても良かったです。

合計77時間…幼児二人とフルタイムの仕事があっても、夫やシッターさんの手を借りつつスキマ時間をつなぐと以外とこんな時間投資ができてしまうことに少し驚きます。授業料とシッター代(こっちの方が高かった)を考慮しても、半年ほどの間に手っ取り早く未知の世界のことをかいつまんで学ぶには、資格取得は悪くない方法です。

さらにドクターズクラークという講座を受けると、診断書や処方箋を医師の指示に従って補助できるというアドミも請け負えるそうですが、どこまでいっても事務は事務。結果的には、実際の医療事務の業務内容そのものについては、自分はとても不向きだということも分かったので打ち止めにします。

事務という仕事は、決まったことを決められた方法で淡々と処理することが苦痛な人(つまり私のことなんですが)には向いていません。ということが、一連の講習を受けて実感したことでした(でも最低限知っておかなければならないことは網羅的に教えて頂けて良かった)。

逆に興味を持ったのは医療制度のこと、保険診療報酬がどんな風に計算され、支払われるのかというカラクリ、専門用語の日英対訳一覧表などでした。ビジネスアイデアがたくさん隠されている気がして、長々と眺めてしまいます。

時間の捻出がなかなか大変でしたが、新しいことをたくさん学び、また多くのことを考えるきっかけになった医療事務の勉強でした。ひとまず種は蒔いたので、ちょっとのんびりしたいと思います。

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