公文式のすごいところ

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子供に公文をさせたいと漠然と思いつつ、実はあまり詳しくは知らないことに気付いたので、一体どんな教材をどんな人が教えているのかを調べてみることにしました。

まず教材ですが、算数、英語、国語、日本語、ペン習字などいくつもあるコースの中で、1955年に始まった算数が最も歴史が古く、教材も秀逸。英語と国語はそれぞれ1980年と1981年からスタートしたそうです。自分が小学校だった頃に習っていた算数と英語のうち、英語はスタート期のものだったようです。

公文式の最大の特徴は「個人別学習」。年齢、学年にとらわれず、小学生でも高校過程の微分積分レベルに行く子もいるといいます(創始者の公文公(とおる)氏の息子さんがそのケースだったそうです)。

もう一つの特徴は「自学自習」。スラスラ解けるレベルの問題からスタートして、前の問題が全て溶けると自然に次のステップの準備ができているという工夫や、例題によってやるべきことを自分で理解して解いていくというもの。

そして、上の二つの特徴が可能にしているのが、公文式がフランチャイズビジネスとして成り立つ上で欠かせない「指導者の役割」が、子供を教えることではなく、子供のレベルにちょうどあった教材を与えることというものです。間違いが多い子供には少し前のレベルの教材を、スラスラ解けすぎる場合は少しレベルの高い教材を与えて、子供が一人で解けるようになるよう導くという、考えてみればとんでもなく効率的な方法(マクドナルド方式)です。

ちなみに上の写真にある問題は高校レベルの問題で、さらに各教科ごとに大学の教養レベルの教材が揃っているようですが、公文の先生に求められるのは中学レベルのようです。

教材の発祥は創始者(高知県の数学教諭)が上の写真にあるような手帳に公文教材のオリジナル問題を書き出して毎日息子さんに解かせていたということで、ご自身が不在の夕方の時間帯など、30分ほどを目安に解ける内容を与え続けることで、お子さんの能力がどんどんレベルアップしていったといいます。

現在、公文式が採用している教材はここから随分と進化しているようですが、その品質改良基準がなかなかユニークです。毎月、全国の教室からリピート率の多い教材の情報を吸い上げて、多くの子どもがつまずく問題については、子どもではなく教材が悪いと考えるそうです。そして、どうすればよりスムーズに理解が深まる問題にできるかという視点で改良が重ねられます。

このような学習プロセスのノウハウそのものである教材が公文式最大の知財というわけで、全国、全世界にフランチャイズ展開された教室からロイヤルティ収入を吸い上げるというビジネスモデルが成り立っていることが分かります。

また、国語が科目として公文式に取り込まれた理由にはこんな背景が。公文の数学教室が日本中に広まっていった60年代、70年代に、全国で超優秀児といえる子どもたち(異様なスピードで教材のレベルアップをこなしていく人たち)が俄かに現れるようになったそうです。この現象を解明すべく、自宅訪問などの調査が実施されたところ、共通していたことが本の多さ、子どもの読書量の多だったのだとか。

数学を解くのもまずは読解力が必要とはよく耳にする言葉ですが、その根拠となるデータが拾い出されたのですね。まぁ、もちろん本当のところは分かりません。教育レベルの高い家庭には本が多いものだし、教育熱心さそのものが遺伝子の成せる技なのかもしれません。本を読むから賢くなるのか、賢いから読書が楽しいと思えるのか・・・。賢くなくても大量の読書を通して賢くなれるのか…、今ひとつ因果はハッキリしませんが、読書が重要なスキルだということは腹に落ちます。

ただ、総合的に見て、英数国の教材のうち、やはり群を抜いて良いと思われるのはやはり「算数」のように思われます。他に比較教材が思い当たらないユニークさを持っているからです。国語は、読書量が大切というのであれば、本物の読書を重ねたほうが楽しくてためになるのではないかなぁ、とやや疑問。苦手科目の克服コースには良いのかもしれませんが。

ちなみに英語は、私が子供の頃にはなかった特殊なペンが教材に付いていて、教材の各ページなるQRLコードのようなものにかざすと発音がでてくるようになっているようですが、どこかで見たような気もするし、各ページごとに冒頭からか英語が読みあげられないので、正直なところ退屈感を拭えません(文章の途中にかざすとそこから音がとれたり、単語の発音を確認できるといいのですが、現状はそういう作りではなさそうです)。

 

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