Education /子どもの教育

「未来への持ち物リスト」に音楽を加えてみました

最近、ベネッセの子どもチャレンジの売り出し文句が「みらいになにをもっていく?」に変わりましたが、これとても良いですね。

我が家では、子供たちにはそれぞれ楽器を何か一つ演奏できるようになって欲しいなぁ、という「未来への持ち物リスト」(=親の勝手な希望)があったりします。

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そういう自分自身は幼稚園から小学校卒業までピアノをやらせてもらっていたものの、これが苦痛で仕方なくて、けっきょくものにはなりませんでした。

なかなか辞めさせてもらえなくて、「先生に自分で伝えなさい」と親に言われて最後のご挨拶に行った時に、「そんなに嬉しそうな顔を久しぶりに見た」と先生が仰ったことを未だに覚えています。10年近くもお教室に通わせ、譜面を揃えたり、発表会の手配をしたり、あれこれ手をかけた結果がこれだと、さぞかし親はやるせない気持ちになったことでしょう。

ですが、その後舞台芸術にハマり、クラシックバレエを続けていく上で身についた音楽性というのはきっと無意識のうちに役に立っていたと思いますし、リズムの取り方や音感などはもちろんのこと、パフォーマンスで学生オーケストラの人たちと一緒に公演をしたときには、楽譜を見ながら「この章節のところはこんなふうに音をとってほしい」というようなリクエストができたり、やはり身についた教養は一生の宝物だと感じたものです。

そして二十代に入って長い海外生活をしていく中で、音楽や芸術が身近にあると人生が孤独でなくなるということを実感。

自分の心にしかわからない感性の領域を豊かにしてくれる音楽や芸術とのお付き合いに終わりは無いですし、清らかな心の状態で自分が感じることを大切にしていくことが、自分らしくより良い人生を歩んでいくことにつながるような気がしています(なんだか言葉にすると偉そうに聞こえてしまいますが・・)。

 

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私が20代の頃に住んでいたマサチューセッツ州のボストンやその後に移り住んだニューヨーク州のマンハッタンには有名な音楽学校が多くあって、日本からも沢山の留学生が来ていたのですが、プロを目指す方々のいる世界というのは傍から見ていてもとても厳しいものでした。

マスコミに取り上げられるような人は少数で、その他の多くの留学生は日中はアルバイトに忙しかったり、お寿司屋さんや和食屋さんで働きながら学費を稼いでいる人もいたりして、日本にいたら生徒さんをとれるような人たちが苦学生としての厳しい暮らしをされていました。 「アーティストが集まるとお金の話をし、銀行家が集まると芸術の話をする」というブラックジョークもありましたっけ。

そんなわけで、子ども時代の習い事が将来直接的にプロの道や目に見える形でのキャリアにつながる必要は全くないと思っています。

人生を豊かに生きるのは自分の心のあり方次第だということの一つの方法を学ぶために、音楽の種まきをしていくつもりです。

 

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