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保育園ママたちに聞く卒園後のこと

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これまで二人の子供たちを保育園だけに預けていたときというのは、毎日が仕事と保育園の往復で精一杯で、送迎時間中に他のママ友さんたちをお見かけしても、食事に誘い合うとか、こまめに連絡をしあうということがほとんどありませんでした。

お互いに忙しいし、相手にも遠慮があるため、何度かメールを交換しても直ぐに途絶えてしまうというパターンが殆どでした。

それが面白いことに、長女の保育園卒園をきっかけ(「保育園ママ友達とのお別れディナー」)にママ友さん二人と仲良くなることができて、毎日のようにメールを交換しあってお互いを励まし合っているのだから不思議なものです。

この4月から我が家は下の①のパターンで、一家族は②の継続組、もう一家族は③の託児所への転園組になります(③のお子さんの転園先が、たまたま我が家の午後保育の場所と同じ託児所です)。

①幼稚園組: 保育園→幼稚園(午前)→民間託児所(午後)

②保育園組: これまでの保育園を継続

③転園組: これまでの保育園から転園し、午前と午後を託児所で過ごす

 

話を聞くほどに、三つのパターンそれぞれにおいて、子供たちにはそれぞれの葛藤があり、様々な春を迎えたことが分かります。

①幼稚園組: 保育園→幼稚園(午前)→民間託児所(午後)

我が家のケース。これまでいろいろ書いてきたとおり、幼稚園にはなんとかなれてきたものの、午後の保育問題が依然としてあり、新しい環境に適応するのに抵抗もあれば、それなりに時間もかかりそうです。

うちの娘が幼稚園に通い始めて数週間、登園時に泣いたり、機嫌が悪くなったり、降園時に新しい託児所に行きたがらなくなったりと、不穏な状況が続いていた時、保育園を継続された②のお子さんに合う度に、通い慣れた環境で安定した雰囲気で遊んでいる様子を見るにつけ、我が家も頑張りすぎずにあと一年は保育園でもよかったかしら。。。と思うことが度々ありました。

 

②保育園組: これまでの保育園を継続

新しい託児所を嫌がる娘を仕方なく保育園の一時保育にお世話になることが続いたたので、②のお子さんのママに「実は保育園に舞い戻ってきてしまっています」とメールをしたところ、「子どもから聞いて驚きました!でもとても嬉しい」と返事がありました。そして、私の目にはなんとも安定して見えたそのお子さんが、4月に入っていきなり同じクラスのお友達が皆転園してしまい、周りが二歳児だらけになってしまったことで毎朝泣いて登園を渋ったというお話を初めて聞いてとても驚きました。

これまでと同じ保育園に通い続ける子どもでも、周りがガラリと代わってしまうことで、子どもが日中を過ごす環境は大きく変わってしまうのだということをあらためて思い知りました。うちの娘が時々保育園にやってくることをそのお子さんは心待ちにしてくださっていて、そのママからは「本当に感謝しているんですよ」とまで言われてしまいました。

まだ若いお母様で働き盛りの三十代ということもあって、一人娘のお嬢さんを朝9時前から夕方19時まで預けられています。夕食も園で摂られることが多いので(保育園では珍しい光景ではありませんし、一緒に食事をとる子どもも多いので寂しい雰囲気でもありません)、一見するとお仕事をひたすら優先されているようにも見えがちですが、その方から心のこもったこのようなメッセージを頂いたのです。

「(我が家が幼稚園に通わせるという選択をしたことや、午後の保育園についてあれこれ頭を悩ませていることについて、とても共感してくださり)、経済的にも時間的にも大変な方法を摂られたお母様の愛情を二人のお子さんが本当の意味で理解出来る年齢になった時、心から感謝されると思います」とありました。

もし、自分が逆の立ち場だったとしたら、こんなことを素直に言えただろうか・・・と思います。確かにワーママが子どもを幼稚園に通わせるのは大変なことだと身を持って感じる毎日ですが、それは我が子にしてあげられることを最大限にできる喜びの上に立った大変さで、なんとも充実感のある大変さだったりします。

子どもの同級生が皆転園していった保育所に我が子を預けて、それでも働かなくてはならないそのママさんの心中を思うと、なんとも心苦しくて、同時に「よそはよそ、うちはうち」をきちんと自分の心のなかに持った方なのだな、とお見受けしました(*学年ごとに子どもの定員賀ある程度確保される認可保育園だと三歳児以上のクラスも充実しているかと思いますが、認証保育所は事情が異なります)。

この点、幼稚園に通われるご家庭を見ていると、「うちの子だけが◯◯だと可愛そうだから・・・」という事を気にされる方がとても多い(そしてできることを最大限にやってあげようとする)のですが、保育園ママさんはどこかで「うち」と「よそ」を区切らないといけませんから、この辺りが各家庭や親ごとの腹のくくり具合というか、線引きになってきますね。

 

③転園組: これまでの保育園から転園し、午前と午後を託児所で過ごす

新しい託児所を嫌がる娘を仕方なく保育園の一時保育にお世話になることが続いたたので、③のお子さんのママには「実は最近、託児所をお休みして、保育園に戻る日があります」とメールしたところ、こちらも「子どもから聞いていますよ~。心配していました」とお返事が。

そのお子さんは初日からフルタイムで新しい託児所で過ごされていたので、うちとは違ってもうすっかり慣れているだろうと三週間ほどたった頃に連絡をとってみると・・・「ここ数日は泣かずに入室できることが増えて来ましたが、未だに通園途中の電車の中でしくしく涙したり、グズって行きたがらないことがあります」とお返事があって、とても驚きました。さらに、忙しい朝の時間帯にグズグズされると親の方もイライラしてしまって、「子どもが一生懸命頑張っているというのに自分は本当にひどいと思う」と自責の念も語っていらっしゃいました。

三週間もの間、毎朝(そして恐らくは寝る前や就寝中、週末などにも折につけ)新しい託児所を泣いて嫌がる子どもの手を引いて連れて行き、なんともいえない不甲斐なさを心に抱えて職場に向かい、夕方にお迎えに行き、就寝前の数時間だけ子どもと過ごして、またストレスフルな朝を迎えるということを繰り返されてきたとは・・・。

その方はマスコミ系の業界で働かれていて、朝は遅め(10時過ぎ)から夕方も遅め19時~20時にお迎え(夕食は園で済ませる)といパターンが多いようですが、業界的に残業がゼロというのは厳しいのでしょう。お給料水準はよいものの時短などの制度は不完全で、一旦離職したら子連れで復職するのはとても難しい業界かとも思います。この辺りはそれぞれのご家庭での長期的なプランや様々な事情によりけりで判断されているのでしょう。

このママさんが仕事オンリーの放任ママかというとそうではなく、お嬢さんを来年からは二年保育に通わせたいという意図があって、評判の良いお受験教育や習い事もさせてくれる高級託児施設を選ばれたのだそうです。ですが、いくら安全で高額な教育を受けられるといっても、まだまだママが恋しい年齢の子どもにとっては親の事情で時に厳しい状況に置かれていることには変わりありません。

この点でも、幼稚園に通われるご家庭を見ていると、「幼稚園が始まってから甘えん坊になっちゃって・・・」と、午前中のほんの数時間を集団保育されてきた子供たちを「本当にがんばったね~」と優しく見守る専業ママさんたちとの大きな差を感じます。

これを考えると、朝から晩まで集団保育に身をおいている幼い子供たちは、家に帰ってからずーっと褒め続けてあげてよいような存在です。でも、親の方も常に体力の限界を感じながら、育児と仕事を両立しているので、そんなには甘い環境にならないことも多いですね。

でも、GW直前に③のママからメールが来ました。GW中は長期でお休みをとって、子どもを連れて遊園地に出かけたり、楽しいことを沢山企画されているということで、私もそれを知ってとても嬉しくなりました。

 

幼い子供たちといえども、一日の過ごし方、親との接し方、環境の厳しさや甘さは本当にそれぞれです。

今のスポットの状態だけをみて教育上の良し悪しは分かりませんが、保育園で日中頑張っている子供たちのことは本当に褒めてあげたいものです。そして、GWなど、まさに親との時間が十分に取れる時期に存分に甘えさせてあげて、楽しい笑顔を沢山引き出せますように。