2 year-old boy killed by a babysitter in Japan / 二歳児がベビーシッターに殺されるという痛ましい事件をめぐる議論

There was a heartbreaking news in Japan this month — a 2 year old boy got killed by a 26 year old male babysitter (–> Japan Times article).  The young single mother in her early 20’s hired this babysitter through an on-line matching site and left the boy and his younger brother (8 months old) with this man for 3 consecutive days, she has been accused of for her reckless acts.  Those who made accusation were politicians and actresses who are wealthy enough to hire live-in nannies and use registered childcare services.  Then, we are hearing angry voices back from general public, claiming the tough reality surrounding the child raising environment and economic hardship which often leaves mothers no option but to use cheap sitter services (lacking liability protection) for them to go outside and work.

 

横浜で二歳の男児がベビーシッターに殺されるという痛ましい事件がありました。

そのシッターがインターネットの紹介サイトを介して委託されたこと、保育場所がその弾性シッタ-の住居だったこと、預けられた期間が3日間(二泊)にも及んだという事実、男児の遺体に痣が見つかったり栄養状態が悪かったこと、事件の時に一緒に預けられていたという8ヶ月の弟が洋服を着せられておらず、低体温症になっていたこと、その後様々なことが分かるに連れ、言葉を失ってしまうばかりです。

当初、この事件に対するコメントとして、政治家や女優が母親の行動が無責任すぎるという非難を行っていましたが、その後、富裕層が無責任に正論を振りかざすなという一般市民からの批判にさらされています。

例えば、見ず知らずの他人に子供を預けた母親を避難する鈴木宗男氏コメント(ムネオ日記)に対して、社会的弱者擁護を訴える乙武洋匡氏の回答

似たような論調で、杉並区議会議員が自身のブログで書いたコメントに非難が殺到したというニュースも見かけました。

 

確かに、自分に子どもができてから実感することですが、子供の安全を守るためにはお金がかかります。

自分の身を自分で守ることのできない社会的弱者としての幼い子供たち、そして子どものために安全な保育先を確保しようにも金銭的にそれが叶わない経済的弱者としての母親がいるという厳しい現実があるということを、私たち一人ひとりが受け止めなくてはなりません。そして、今後のアクションにつなげていくことで、子供たちをどうやったら守っていけるのか、今後の社会的な仕組みづくりに活かさないといけないですね。

この点、NPO法人フローレンス(病児保育やシッター派遣業)の代表の方が、非常に分かりやすく、冷静にこの事件について述べられています(「ベビーシッター宅での二歳児死亡事件の解説」)。

民間の登録業者を介したシッターサービスは個人のサービスよりも高くなりますし、夜間の保育をしてくれる保育施設は私が東京都内で知るかぎりでも数えるほどしかありません。

わたしなどはフルタイムで働いていると言っても、泊まりがけの勤務もなければ、子供が病気になれば家に仕事を持ち帰れるという限りなく贅沢で環境にあります。ですが、仕事が違い、業界が違い、社風が違い、周りの理解がなければ、子育てをしていく上でいくらでも過酷な環境になり得ます。

特にこの坊やの場合、二歳というまだまだお母さんの後追いが激しく、聞き分けも決して良いとはいえない、別名「魔の二歳」と言われる難しい年齢です。

死亡男児を預かったことのある少女(中学生)による報道では、ママを恋しがって泣いては手の付けられないほどだったといいます。子どもの中には親にかまってもらえないという悲しさや怒りの感情もあったことでしょうし、母親の方も、そうはいっても働かないと生活が成り立たないという厳しい事情があったに違いありません。

我が家でも二歳児の大変さは経験しましたが、実の親であっても途方に暮れたり、怒り心頭してしまうことも何度もありました。

実の子であっても、3日という長い時間を、しかも一歳未満の弟と一緒に、全くの他人がストレスを感じずにケアできるはずがありません。こういう場合に、個人の保育ママさんなどではなく、少なくとも保育施設で保育士さんが三交代制などで子どもを預かってくれることができれば、このような惨事は防げたかもしれません。

今回のような事故は母親だけの責任だとは決して思いませんが(不在の父親は何をしていたのか?養育費の振込みはあったのか?など、もう一人の親である父親を責める声は聞こえて来ないのはなぜでしょう?)、女性の社会進出のダークサイドとしてこのような痛ましい事故が起こりがちであることは否定できません。

上のフローレンスの代表の方が書いておられますが、配偶者控除を撤廃するだけでも3800億円の国税収入が賄えるのだそうです。ベビーシッターも対象にすべきでしょうが、子を持つ親としては、やはり複数名の保育士による冷静な管理が行き届いた長時間保育のできる保育施設がベスト(より安全)だと感じます。

既存の保育所というハード面でのインフラが追い付いてきつつある中で、通常保育時間以降の夜間ケアが出来る人的面の運用コストが追加で必要かと思います。なにも、水商売のお母さんばかりをサポートしようというのではなく、出張時のお泊り保育など、集団で見てくれるところがあれば安心です。

そして年収の低い世帯への補助を入れないと、本格的に子供たちを救うことはできないと思います。社会的コストはかかってしまいますが、子どもを守ることは未来を作っていくことに他なりません。

ちなみに、冒頭の英語のリンクを引っ張ろうとして、「Babysitter」、「Dead」などの検索ワードで調べてみると、数多くの幼児死亡のニュースに出くわしました。貧富の差が日本よりも激しいアメリカでは、個人のベビーシッターを使うことも多く、しかも10代の子どもがベビーシッターを任された乳幼児を殺してしまったというようなケースは跡を絶たないようです。

このような犠牲が一人でも減りますように。亡くなった男の子のご冥福をお祈りします。

 

広告

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中