先日、職場の方の結婚式にご招待して頂きました。新郎新婦にお祝いの言葉を伝えることとなり、なんとなくお正月あたりから気になりつつも、結局は夏休みの宿題状態になっておりました。
しかも、かれこれ一年以上袖を通していない訪問着と袋帯の着付けにも不安がよぎり。。
重い腰を挙げて一週間前に来てみたところ、どうしても(着物をしっかりと一本締めするための)「方花結び」が思い出せず…大変焦りました。
かつて師範科までお世話になった青山きもの学院の名誉にかけて・・・何時間かかけて何度か着付けをしてみてなんとなく勘所を取り戻すことができました。
着物というのはピシっと着こなせると何とも背筋が伸びて気持ち良いものですが、手順を間違ったり、小物が合わなかったりして気になりだすと、どこまでもソワソワと落ち着かなくなります。
なんだか久しぶりに着物に触れて、また着物ライフを楽しみたいな~という気分ですが、自分の日常を振り返るにつけ、やはりまだもうちょっと先かなぁ、と現実的には思います。
さて、この度の結婚式は新郎新婦らしさがよく現れたアットホームな雰囲気で、アメリカや韓国から外国人招待客も多くいらっしゃった国際色の濃いものでした。
特にご親族の中に牧師さんがいらして、挙式中のお話の中に新郎の幼少時のエピソードが添えられていたりと、とてもパーソナライズされたものが多くて感動的でした。
私も当日はなんとかスピーチの大役も果たすことができ、親御さんにも喜んでもらえたようで(多分)、なんだかホッとしました。
温かい雰囲気に包まれた新郎新婦には幸せになって頂きたいです。
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