先日、幼稚園にかかるお金のお話について書きましたが、幼稚園にかかるお金の比較表は主にご近所園のみを対象としたもので小学校や中高にそのまま進学できる附属幼稚園は含めませんでした。
私立の附属園にかかるお金について調べてみたところ、都内の場合、年間費用が約80万円程度(初年度が120万円ほど)かかるようです。
港区の私立幼稚園(附属でない園)だと安いところで年間コストが40万円ほど(初年度70万円~)、高いところで60万円ほど(初年度100万円~)であることを考えると、この値段はかなり割高であることが分かります。
この差は一体なんだろう。。と考えた時、小学校受験にかかる準備コストが150万円以上といわれることを思い出し、なるほどなぁ、と思いました。
普通の私立園と比べると三年間で100万円くらい高い附属園に入れた場合、小学校受験にかかるコストや時間がセーブできると考えるとお得感がでてくるわけですね。(この点、幼児教室の価格設定というものはつくづく親の足元を見たものなのだなぁ・・・と感じます。)
なるほど附属園だと幼児教室通いをしなくてよいのでその分の親の負担が少なくて済むのが大きな魅力。ところが、そう思いきや、これには懐疑的な見方もあるようです。
実際にお子さんを私立の附属園に入れられている知り合いの方は「附属園に行っていても、結局何かと習い事が必要なので、経済的な負担も増えれば、その分のお金も飛んで行く」そうです。
結局、教育費にいくらかけるのかという疑問についてはお金のシュミレーションだけでは答えを出すことができません(もちろん家計のサイズを考えて無理の無い範囲で出費できることは前提となりますが)。
人は迷った時にどう選択をするのか、またその結果は・・・といったことを科学的に研究されている学者さん(↑)によると、就職活動の調査で、あれこれ理屈をこねて長い時間をかけて判断をした人と、深いことはあまり考えずにガットフィーリングで(直感的に)決断を決めた人の追跡調査では、後者のほうが後々の幸せ度が高いという結果が出たようです。
そんなわけで、金銭的な金銭的なシュミレーションは家計がどれくらい圧迫されるのかなどの確認程度に留めておいて最終的には「子供にとってベストなところはこれだ!」と思えたところが一番良いのではないでしょうか。