会計士の習性として何か決め事をするときにエクセルの一覧を作ってみるという職業病に取り憑かれてウン十年になります。娘の幼稚園の候補を絞っていく過程で、各園ともに価格構成が微妙に違うので、年間コストの比較というものができず、下のような表を作って管理していますので今日は少しこの辺りをシェアしたいと思います。
幼稚園 | 入園料 | 保育料 (年額) |
施設費 (年額) |
寄付金 (任意) |
納付金 | 初年度合計 (寄付金込) |
次年度合計 (寄付金なし) |
A | ¥90,000 | ¥324,000 | ¥100,000 | なし | 暖房費5千円(年額) | ¥519,000 | ¥424,000 |
B | ¥60,000 | ¥324,000 | ¥50,000 | なし | 教材費1万円(年額) | ¥444,000 | ¥374,000 |
C | ¥100,000 | ¥420,000 | ¥200,000 | なし | なし | ¥720,000 | ¥620,000 |
D | ¥100,000 | ¥300,000 | ¥50,000 | なし | なし | ¥450,000 | ¥350,000 |
E | ¥200,000 | ¥372,000 | ¥300,000 | ¥200,000 | 暖房費7200円(年額) 教材費8万7600円 |
¥1,166,800 | ¥672,000 |
元データは幼児教室から配布されたもので、都内の私立幼稚園のものです。
東京都以外の場所ではどのくらいかかるのか興味のあるところですが、基本的には、初年度のみにかかる入園料と基本的に毎年かかってくるそれ以外の費用という二種類があり、加えて寄付金は任意という園や一口○○万円(最低)というような設定がされているようです。
こうした項目の設定や金額がそれぞれの園でバラバラなのですが、 請求される内容が何だろうと支払う側にしてみれば同じキャッシュなわけで「それで一体年間いくらいるの?」を知る必要があります。
つまり、まずは年額ベースでいくら?という話と初年度(ワンタイムの入学金や寄付金が発生するので高くなります)とそれ以降の年間コストはいくら?ということですね。
上は全て私立の幼稚園ですが、こうして比較してみると一口に私立といっても金額はバラバラ、さらに保育時間や延長保育など保育の内容は多種多様であることが分かります。
さらに各園ごとに制服やその他の追加コストも出てくるはずで、最終的に必要なコストは上の試算を上回ることはあっても、下回ることはなさそうです。
子供を私立園に通わせる親には助成金をだす自治体も多いと思われますが、こうした追加ででていく諸経費に消えていくでしょう。
幼稚園の入園案内などを見ると、大抵の場合、月額保育料二万円~三万円と書いてありますが、その他の諸経費を入れて金額を修正してとらえておかないと危険です。
その上で、仕事を持っているお母さんの場合は幼稚園にかかる費用とは別にアフター幼稚園の保育が必要になるので、そこにかかるコストも無視できませんね。
そして幼稚園のタイプとの組み合わせを時間的、そしてアクセス面で通園範囲かなどの問題をクリアして、何パターンか作って検討しないといけないので、この時点で「ここまでお金と手間がかかるなら保育園でいいや」という判断をされる方も多いのではないかと思います。