世田谷のDという学校(プレスクール)

幼稚園受験も終わり、リラックスムードのなかる年末を迎えつつある今日この頃・・・

幼稚園ママたちとの会合がともすると小学校受験の決起集会と化してきました。

このあたりは一定の心の距離を保って観察していますが、冷静に考えると、なかなか興味深い現象が見えてきます。

まず、港区近辺の幼稚園受験で一緒になった人たちのなかで密かに人気だった世田谷区にあるDという施設があります。

プレスクールやアフター幼稚園などのプログラムなども充実していて、教育熱心な親たちの評判がとても高い園なのですが、業料が年間150万円は下らないということで、おのずと入園できる家庭が限られてくる園ではあります。私の知る限りでも各界著名人のお子さんが多く通われています。

年少から年長まで三年間通うと通算で450万円。ここに送迎やその他お稽古事などの費用がかさむので、財政的に覚悟が必要な学校です。

とはいえ授業が完全英語で行われるインターナショナルスクールは、さらに二倍ほどコストがかかり、かつ小学校受験のハードルも高くなるので、このあたりは親の目指す方向性に左右されます。英語の環境に幼児期をおきながら、日本の学校法に基づく正規小学校への道も残しておくにはなかなか現実的な学校です。

一旦、経済的なことを度外視するとして、いわゆるお受験幼稚園(私立小学校受験率が100%に近いといわれる園)と比べたとき、上の園に入園を決めた保護者の人たちは子供をお受験有利という目線だけではなくて、幅広い能力を見出してのびのびと育ててくれるカリキュラムに心ひかれたという人が多いようにも見えます。

この園に通う親子をみていると、浮かび上がってくるのが金に糸目をつけないとどんな子育てが展開されるかという実態で、なかなか興味深いものがあります。

西に素晴らしいお絵かきの先生がいると聞けば飛んでいき、東に絶対音感をつけてくれるピアノの先生がいると聞くと駆けつけ、月曜日から金曜日まで、体操教室、スイミング、リトミックとフルスケジュールで走り回るという印象です。

「え?オリンピック選手育成プログラム?」

「かと思うと、将来はジュリアード音楽院を目指すの?」と

おもわず聞きたくなるような超一流思考は良いとしても、なぜそこまで教育熱心なのかと質問してみると、「子供に大学受験をさせたくない」とか「特に浪人するリスクが考えられないほど怖い」などという人がいたりして、教育費の費用対効果をめぐる考え方にもいろいろあるのだなぁ、と考えさせられます(大学受験を限りなく高いレベルに持っていくために今から仕込む、という我が家の考え方とは大きく違うので)。

挙句の果てには「エスカレータ式の学校だと子供が怠けるから大学は海外に留学させて競争原理に放り込まないと」などという人もいたりしてさらに驚いてしまうのですね。

海外留学なんて本人の意思なくしては立ち行かない厳しい環境・・・と経験者の自分にはよく分かるのですが、このあたりは親がコントロールしきれない範疇かと思います。

ということで、話が長くなりましたが、教育にお金の糸目はつけてよいと思います。

むしろ親の懐事情に合わせて、必要なものを親子で選び取って制限のあるなかでベストを尽くしたり満たされない思いや飢餓感のようなものがある中であれこれ試行錯誤していくことこそが意味あることに感じられます。

お金をかけたからと言って効果が比例するわけもなく(そもそも子供の能力は7割方遺伝だといわれていますし)、むしろ子供に自分の進みたい方向を「選び取る」チャンスを残してあげることの方が何倍も大切かと思います。

親の自己満足と割り切って出費するのは大いに結構ですが生涯教育費を幼児教育に使い果たしてしまうことのないように、「うちはうち、よそはよそ」の精神を大切にしましょうね。

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