完璧なバイリンガル

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仕事を通して、日本語、英語の両方が遜色なく使える二刀流、「完璧なバイリンガル」に近い人に会うことがたまにあります。

子供ができてから、そういう人たちには必ず「バイリンガル教育について何かアドバイスできることがあれば教えて!」と聞くようにしているのですが、その答えを私の引き出しだけにしまっておくのはもったいないので皆様にも共有させて頂きたいと思います。

ただ、事前のお断りとして、生活環境(片親が英語ネイティブとか)や経済状態(お金に糸目をつけない富裕層だったり)を選ぶような内容のものや一般的にはなかなか難しいと思われるものが入ってくるのでにわかに実践することは難しいかもしれません。

でも、どんなエピソードからも、それが実際に成功した人のものであれば、なにかしら参考になることはあるかも知れないと考え、うちではできるところから取り入れてみたいな、と思っています。

部分的にやったから何か目に見える効果があるわけではないかもしれないけれど、やれば何かしらプラスになりそうなものが多いですし、実際のところ、環境やお金以上に、バイリンガル教育には「忍耐」や「継続」が問われるものです。

さて、第一号としてご紹介したいのはとある会社社長さんのケースなのですが、まさに裕福の極みにある選択をされてきたので「うちは無理!」と言いたくなるかもしれません。

でも、全部を真似することはできなくても、いくつか貴重なアドバイスが含まれていますので、あえてご紹介してみたいと思います。

まず、その方がバイリンガル教育に熱心だったという最大の理由は、ご自身が日米のハーフ(「ハイブリッド」の方が適格かも)だということでご自身は英語を中心とした家庭環境ながら中学までは日本で育ち、その後の高等教育はアメリカで受けられたそうです。

当然ながら、どちらの国の言葉も不自由なく話せたものの、いざ就職して日本顧客を相手にする仕事に就いたときに、「日本語での読み書きができないと日本のお客さんは任せられない」と言われたそうで、そこから猛勉強されたものの「でもいまだに敬語がむずかしいんだよねぇ」とおっしゃっていました。

(そう言われてみれば、日本語で行われる会議でのlこの方の発言はいつもタメ口。今や偉い立場なので「相応」ですが昔はさぞかし苦労されたことでしょう・・・)。

その後、日本人女性と結婚されて、双子のお子さんに恵まれた彼は、自分が日本語の読み書きに苦労した経験から、自分の子供には「日本語を話せるだけではなく、きちんと読み書きも教えたい」ということが常に頭にありながらも「子供たちは75%日本人だけど、苗字は外国名」だという事情もあり、アメリカの大学に行かせることに決めてバイリンガル教育を決断したといいます。

聞いてみると、お子さんたちは都内のインターナショナルスクールで高校まで学び、その後、見事アメリカの大学に進学されたということなのですがこの学校、付属のインターナショナル幼稚園からあり、下から上まで、年間の授業料その他は300万円を下りません。

しかも双子。。。

バイリンガル教育がお金のかかる選択であることは間違いないですが、最高にお金をかけると上のようなケースになります。

さて、そんな彼が(特に小さい子供に)おすすめしていたのは「家の中で英語のDVDやCDをかけっぱなしにする」というもの。

一見、聞き流しというのはあまり意味がないとも言われますが、全ては「インプット」なくして成立しないですし、大人が外国語を習得するプロセスとは違った方法で子供はいろんな音や響きに触れていくという可能性もあります。

むしろ問題は親の方で、英語で Curious George (おさるのジョージ)を子供と一緒に延々と見るのは苦痛なのでついつい一緒に「仮面ライダー」や「プリキュア」を見てしまう・・・といったこともあるかもしれません。

あと、「意図的なのはダメよ」とも。

どういうことかというと、親がバイリンガル教育を振りかざすと子供は冷めてしまうので、自然に興味を持って二つの言語に馴染んでいくような環境を作らないといけないということのようです。

「ほら、ほら、これはリンゴ。英語ではApple よ~」などというのは白々しくてダメ、ということでしょう。

そして、「日本語か英語、どっちかに軸があった方がいいよ」、そして「バイリンガルには長い時間かけれるから8歳くらいまで大丈夫」ともおっしゃっていました。

日本人家庭の多くが、自分たちの子供を完璧なバイリンガルに育てようとしているのではなく、社会に出てから不自由しない程度に、あるいは就職に不利にならない程度に英語を使えるようにしたい、というようなゴールを持っているのではないかと感じる中で

これは貴重なアドバイスです。長い時間をかけて焦らずじっくりと良い言語的環境を与えていくということはお金をかけなくてもできますし、お金だけかけてもできないことだなぁ、と 気づきました。

週に一度英会話クラスを受ける、ということもできるかもしれませんが、朝起きてから一時間は英語のDVDを流しっぱなしにする、でもよいでしょうし、お夕食の間とか、お風呂の時間だけは英語で会話してみる、というようなハウスルールを決めてもいいかもしれません。

我が家でも、長く細々と続けられるような英語のルールを考えてみたいと思います。

 

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