Dual Career Marriage / パワキャリ婚(共働き)

ワーママの頭の切り替え、気分の切り替え

先日、常に自分をバーチャルでアクセス可能にすることで、普段職場にいないことの埋め合わせをしようとしている試みについて不本意な失敗をしでかしてしまったというエピソードをお話ししました。

この「自分をAmazon 化する」という試みにはもう一つ、さらに重要な試練が付きまとうので、今日はそのことについて書いてみます。

仕事用の携帯端末を手にちょっとした隙間時間にメールを見たり、返信したり、時には電話会議に入ったりとオフィスにいなくても仕事を進めることはとても便利なことですが、これは一方で、下手をすると24時間、朝から晩まで、もとい、朝から朝まで仕事モードから頭が切り替えられなくなるというリスクをはらんでいます。

寝る前に仕事用のメールを見てしまったために、寝付けなくなってしまったり、気分的に仕事に気持ちが引っ張られ、本来はリラックスするための時間、家族と過ごすための時間なのに、メリハリがつかなくなってしまい、精神的にも疲れて、伸びたゴムのようになってしまうという危険性です。
ただ、これはビジネスマンなら誰しもコントロールしないといけない、共通項なので、便利さとメンタルバランスの間で自分なりの折り合いをつけていくしかないと思われます。

ところが、子育てママが出社前、退社後に携帯端末で仕事をする場合、さらに過酷な状態に陥ることがあります。

私はまさにお盆の休暇中にこれを経験したのですが一例をあげるとこんな感じです。

1.朝起きて子供たちの朝食を作るが、気分が散漫でなかなか椅子に座って食べてくれず、そのうち飽きて朝食にはほとんど手を付けずおもちゃで遊び始める

2.私はその間ほかの家事をしていてその合間に携帯メールをチェックして、その日のTo Do を確認して仕事モードにエンジンがかかる

3.夫が登場し、朝食を食べかけにして子供が遊んでいるのをみて、食べない朝食なら作らなくていい、片付けろと苦言

4.わたしが飛んで行って抗議(でも返信中のメールがメールがあったのでとりあえずそれを優先)

5.(しばらく時間が経って)子供たちの食育や発育のことをあらためて考え、どうやったら集中して食べてくれるようになるのかしばし悩む(それにしても作らないわけにはいかないだろうと怒る)

6.その日は新幹線での移動日。移動中もいくつかのメールを職場とやりとり。そして実家に到着。

7.普段から子供を預けて仕事をすることに否定的な実母からちょっとした批判あり。(時を悪くして、こんな時に限ってただならぬ内容のメールが職場から届きとても嫌な気分になる。)

・・・ぜぇ、ぜぇ。

ふと考えてみると、一日中あくせくと一人で汗をかき、職場に義理立てしようとするとこんなにも家族を不幸にしていて、結果、すべての方面が中途半端になっているのはなぜだろう・・・。

そして、そんな頑張りを誰かが褒めてくれるどころか、なぜか夫に謝り、子供たちに謝り、祖父母にも頭を下げないといけないとしたらいったい何のための育児と仕事の両立なのか・・・?

正直、こういうストレスを抱えて健全な思考をすることは無理です。

上の図(こんなことが毎日起きているわけでは全くないのですが)から、仕事関係のアクションをすべて取り除くと、専業主婦のママがいて時間がゆったりと流れ、夫や祖母の何気ない一言も聞き流せる心の余裕も生まれるのかもしれません(またはそれも幻想か?)。

ところで、私はこんな時、心にバリアを張って外野の声は一旦すべてシャットアウトすることにしています。

一応、耳と脳は機能しているので言われた言葉は入ってくるので、後からいろいろ思うことはあるのですが、そういう一言、一言に瞬間的に心が揺さぶらたり、嫌な気持ちをマックスにされたところで得るものはまず何もありません。

何よりも、幼い子供がいる母親として、仕事を持つ一人の人間として、自分自身のオペレーションをストップするわけにはいきません。

夫の一言に腹を立てたからと言って子供の食事を本当に作らないわけにはいきませんし、彼が代わりに作ってくれるわけではありません。

親族の一言にぐさりと来たからと言って、仕事を今すぐどうこうできるわけもなく、代わりに子供たちの面倒をみてもらえるわけではありません。

もちろん、時々は衝動的に全てを手放せたらどんなに楽だろう・・・などと思ってしまうこともありますが

冷静になって、全てを一から築きなおす手間を考えると、やっぱりこっちの方がいいや、と思えます。

自分のため、子供のため、家族のためにこうしようとあれこれ試行錯誤して決めたことばかりですから、それを傍から見た人にどうのこうの言われたところで、感情的に放り出すわけにはいかないですよね。

というわけで、頭を切り替え、気分を切り替える術を同時につけていかないと子育てしながらリモートで仕事というのはなかなかキツイ試練となることがあります。

そこのところを分かってやれば、リモートでの仕事はなかなか便利ですし、働き方の自由を大幅に広げることのできる無限の可能性を秘めた方法かと思います。

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