働くお受験ママ③

そもそもワーキングマザーが幼児教室や幼稚園受験という世界に足を踏み入れるということは、かなり自虐的かつマゾ的行為といえるかもしれない、という話を先日書きました。

まさに、幼児教育ワールドでは母親が働いていること自体、全く評価されません。

先日も幼児教室の面談でマイルドにお説教されてしまったのですが、担当の先生がご自身のお子さんが小学校の高学年になるまでは専業で家にいらしたということで、子供が小さいうちはやはり母親が家にいて学校から帰ってきた子供の様子などを見るべきだとその先生は個人的に考えていらっしゃるようでした。

それはそれで結構なことなのですが、世の中の母親全員がそうした方がいいと思われる理由にしては論拠が乏しいのですよね。

仮に、母親が働いている子供が将来に犯罪を犯す可能性が高いとかメンタルが弱くなるとか、キレやすいとか、ネガティブな証拠をつきつけてくれれば分かりやすいのですが、そんな事実はありませんしね。

例えば、うちの会社には子供が10歳になるまでは、時間短縮をして午後3時には退社できるといようなプランもあるので、これは「働くか辞めるか」の問題ではなくて、「どうやって働くか」という労働形態について問うべき課題のはず。

このように女性自らが自分たちの首を絞めるような働きかけをしてしまうことは、すごく残念だと感じます。

間違った設問をすると、間違った解が導かれてしまうので、だまされないように注意が必要です。

それにしても、こと幼児期における「働くお母さん」への風当たりの強さを考えるにつけ、幼児教育の目指すものは一体何か?と考えてしまいます。

やれ知育だ、体育だ情操教育だと子供の教育に熱心な幼児産業の人たちは、その集大成であるはずの親の世代(特に母親)がどうやって社会貢献をしながら子供の教育にも関わっていけるか、ということにはあまりにも無頓着ではありませんか。

とある人気幼稚園の園長先生は、ある雑誌に「子供が小さいうちだけでもお母さんは家にいて、ある程度大きくなったら仕事に戻るのがよい」とお話されているのですが、あまりにも現実味がなくて驚きます。

現在の労働市場に照らして上可能にしようとすると、「子供ができたら正社員の職は退いて、その後は職歴に何年もブランクがあってもつけるような誰にでもできるパートタイムの仕事につけばよい。その際の報酬はもらえるだけで恩の字」となりそうです。

専門職の場合でも、意外に思われるかもしれませんが、日々代わっていく専門性の高い情報に後れをとるほどに、ブランクが長ければ長いほど復職のハードルは高くなります。

さて、子供ができてからは、仕事はいつ辞めることになっても仕方ない、と腹をくくっている私ではありますが、仮に、自分が子供のために退職するとした場合、なんだかそれが世代連鎖してしまいそうで気分が滅入るのです。

誰のための教育だということにならないかしら、と思うからです。

特に娘には、自分もお母さんみたいにやりたいことを見つけて、頑張って手に入れよう!と思ってもらいたいなぁと思いますし、家族を持ったり、子供を育てることが制限になるとは最初から想定してもらいたくないなと考えます。

というわけで、娘にも頑張れというからには、自分も率先して頑張らないといけませんね。

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