この経験は後に続く人のために

先週末から今週末にかけて短い子育て人生の中で最も大変な経験をしました。

最初に娘が激しい嘔吐を一晩に十数回も繰り返して、それから数日にわたって腹痛や下痢をしてしまうというウイルス性胃腸炎にかかり、ようやくそれが治りかけたところに今度は息子が嘔吐をしてしまい、今度は生後6ヶ月の子に上の症状がでるのかと暗澹たる気持ちになってしまったという状態でした(結果的には幸いにもこちらは感染していませんでした)。

そして、いつから仕事に戻れるかどうか分からない中、毎朝、職場に連絡を入れて確実に迷惑をかけてしまうであろう人にお詫びして、『明日への口約束』がどんどん増えて行く中、その日になると再びキャンセルや延期をお願いするという、どっちを向いてもやりきれないという経験をしました。

それにしても、そんな中、本当に心からありがたいと思えたのが、職場の人たちの心遣いでした。

毎日毎日、期待に答えられないどころか、何もできないで自宅勤務(というか自宅待機の状態)でいる私に優しいメッセージの数々が届きました。

  • 「今は子供のそばにいるべき。それ以上の優先事項はない」
  • 「こちらがいくら大変だからといって、子供の病気とは天秤にかけられないくらい重要性も緊急性も低いから大丈夫」とか、「何も心配せずに今は家族と一緒にいてあげて」とか、「働くことも大事だけど、最小限に留めるように」
  • 「小さい子供の病気は急変するし、言葉で伝えられないから傍についてよく看ていてあげて」
  • 「わたしなんて二歳児一人で手がいっぱいです」

こんな数々の泣かせるセリフを毎日送ってくれた人々にホント感謝です。

なんて良い職場なんだ。

そう、こんな人たちに恵まれているから仕事を手放せないでいるのです。これまで仕事関連の大概の修羅場には遭遇してきたつもりですが、自分の力でなんとか踏ん張れるようなケースがほとんどでした。

ですが、今回ばかりは、自分は元気なのに泣き叫んで苦しがる子供に代わってあげる事もできず、自分には何もできないのに傍にいてあげなくてはならなくて、ちょっとPCに向かえばできてしまう仕事ですら状況が許さず、できると思って引き受けた仕事やミーティングを片っ端から人にお願いして穴を埋めてもらうしかないという、経験したことのないジレンマを感じてしまいました。

しかも、人の好意や援助に一方的に甘える側の立場に立つということは、こんなにも肩身が狭いものかということがよく分かりました。

やや大げさに言うと、今はまだ許してもらえているけれど、相手の心が変わった瞬間に自分の居場所はなくなるんだなぁ・・という不安な気持ちを大抵のワーキング・マザーの人たちは(や、病気をもっていたり、介護をしている人らも)感じながら働いているのだと思います。

そんなふうにを考えると、今回の経験は何かと気づきが多かったように思います。

人は不安を感じながらベストのパフォーマンスはなかなかできないものです。

子育ては時には人に迷惑をかけてしまうものという理解にたち自分が貢献できる場面で思い切り貢献して、無理なときは周りに甘えて好意を受け取るということが自然にできるような職場づくりを目指したいと思います。

この素晴らしい会社の価値観をきちんと後に伝えて行かなければと思う出来事でした。

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