蔬菜坊(そさいぼう)

昨日、以前から行ってみたかった噂の隠れ家的レストランで絶品の禅料理を頂いてきました。

60代くらいのご夫婦がひっそりと営むこのお店。

外観からも「一見さん、お断り」的なオーラが放たれていて、玄関には「予約のない方はご遠慮させて頂きます」という札がかかっています。

これだけでちょっとワクワクしながら足を踏み込むと、一転してアットホームな店内。

コース料理は、ごま豆腐から始まり、珍しいタケノコや、10種類以上の可愛い小鉢に入った惣菜(何と素材は100種類以上だとか)、お刺身(特にチーズに乗せたカラスミはよそで食べたことのない味!)、鴨の七輪焼き、そして桃に黒っぽいソースがかかったデザート。

「この黒いソースはねぇ。。。スイカの果汁を煮詰めて甘味を凝縮させたソースなんだよねぇ。一切砂糖はつかっていません」

そこでお客からは

「え~っ!!!」というリアクションが・・。

そして、(これだからやめられない)とでもいうように嬉しそうにほほ笑むシェフのお父さん。

いやホント、一品ごとに信じられないくらいの手間と時間が込められて感動的な禅料理を頂けて幸せなひと時でした。普通のレストランだと食器やカラトリーがお店のブランドなどで統一されていて、その統一感が素敵だったりします。

でも、このお店野すごいところは、色とりどりの小鉢の形が違って、でも不思議にお互いの個性を邪魔しないようにアレンジされているところ。

そしてお料理も甘い物から辛い物、酸っぱい物や穏やかな味のものまで一膳の中に取りそろえられています。

「こういうのも禅の心なんですよ」とお母さん。

そして、「え~っと、どれから食べればいいか順番はありますか?」とやや混乱して聞いてみると、「順番なんてありませんよ。お好きに召し上がってください」と言われてしまいました・・。

(う~ん、穏やか→酸っぱい→辛い→甘い かな?)

(あ、でも今度は逆に試してみようか。甘い→辛い。。。) 

などとやりながら、(え?何これ?サラダの中にサクランボ?これは肉だっけ、魚だっけ?)

慣れ親しんでいるコースメニュー、アミューズ → アペタイザー → パスタ → 魚 → 肉 → チーズ → デザート なんていう順番でいかに頭が退化しているか思い知らされたのでした。

そして、食事中、サッカーのW杯ネタで盛り上がっていると、ボール一つで遊べるサッカーというスポーツは凄いという話になりました。

 

お店の人いわく

 

「日本は豊かでオリンピックもあれば野球の世界大会もあるんだから、サッカーはもっと大変な国に勝たせてあげたいね。その方が夢があるでしょ」

 

なんておっしゃっていました。

 

俗人的な私には、120分間にわたる死闘の末にPKで負けて良かったとはどーしても思えませんが(笑)。。

 

まぁ、でも結果的にはハングリー精神が旺盛な国に育った人が自らの手で夢を勝ち取っているのですよね。

 

こんな和やかなお料理が生まれる国から、殺気立つ世界の強豪を相手にベスト16までいけただけでも凄いことなんじゃないかと改めて感じました。

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